長距離推進用 NUC推力低減システム(NUCS)

概要

長距離急曲線推進工法においては、推進力をできる限り小さく推移させることが必要です。 このためには、推進管外周に良質な滑材層が完全に形成されていることが大切な条件となります。 NUCS(NUC推力低減システム)は、DS方式によりテールボイド全体を不透水性の滑材層で充填し、 推力低減効果を持続します。 従って、長距離急曲線推進の施工を、安全確実に進めることができます。

特長

  • 推進管の外周にDS方式により滑材層を形成します。このために、長期間に亘って推進管外周の地山を保護します。
  • テールボイドに滑材が充填された状態を持続します。従って、推力の低減効果が大きく発揮されます。
  • 推進管の外周が適度に固化されるので、急曲線推進工法も容易に出来ます。

注入材の性状

ナックスG
推進に伴って発生するボイドを充填するゲル化滑材「ナックスG」は、 推進管外周地山を適度な強度で維持するため、 長時間地山を保護する働きを有している。また、流動性に富み、長距離圧送が可能である。
ナックスN
長距離急曲線推進用に開発された一液型高粘性滑材「ナックスN」は、 あらゆる地盤に対応でき、しかも耐久性に優れているため、 ボイドが確保され推力低減効果が大きい。
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